evidence-based medicine

網膜色素上皮剥離

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大型の色素上皮剥離では色素上皮裂孔が発生し視力が低下したり、色素上皮剥離に続発して中心性漿液性網脈絡膜症を来たすこともありますが、通常、若年者にみられる小型の色素上皮剥離は経過観察だけでよいといわれています。
漿液性網膜色素上皮剥離の自然歴
Am J Ophthalmol. 1979 Oct;88(4):643-51.
Natural history of serous detachments of the retinal pigment epithelium.
Meredith TA, Braley RE, Aaberg TM.
[要約の邦訳]
網膜色素上皮の漿液性(無血管性)剥離を来たした 40症例 50眼について、平均 22ヶ月間経過観察しました。50眼中 14眼 (28%)は網膜と網膜色素上皮下に出血が出現するか、蛍光眼底血管造影にて網膜下新生血管が発見されました。これらの変化は診断時 56才より若い患者、直径 1乳頭径未満の剥離には見られませんでした。一方、56才以上の患者では35.9% (14眼) に血管合併症を来たしました。初発の色素上皮剥離が中心窩に及ばないとき、血管合併症はまれでした。視力については、56才未満の患者では11眼中 1眼 (9.1%) のみ低下し、56才以上の患者では 39眼中20眼 (51.3%) で低下しました。
漿液性色素上皮剥離の経過と予後
Klin Monatsbl Augenheilkd. 1986 Aug;189(2):123-7.
Course and prognosis of serous detachment of the retinal pigment epithelium
Sahel J, Bronner A, Flament J, Schraub M.
[要約の邦訳は省略します]
特発性漿液性色素上皮剥離の経過観察中、中心性漿液性網脈絡膜症を発症することがあります。特発性漿液性色素上皮剥離は中心性漿液性網脈絡膜症の1つの異型との仮説を支持する所見が得られています(下記論文など)。
Retina. 1997;17(4):286-93.
Choroidal findings in the course of idiopathic serous pigment epithelium detachment detected by indocyanine green videoangiography.
Giovannini A, Scassellati-Sforzolini B, D’Altobrando E, Mariotti C, Rutili T, Tittarelli R.
Department of Ophthalmology, University of Ancona, Italy.
[要約の邦訳は省略します]
エントリー「漿液性色素上皮剥離を伴った中心性漿液性網脈絡膜症」
  http://www.qqiac.com/archives/000140.html
もご一読下さい。

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2005/08/29 @ 17:05

カテゴリー: Uncategorized

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