evidence-based medicine

Archive for 2月 2004

鳥インフルエンザウイルス

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鳥インフルエンザウイルスAが鳥からヒトに感染したとき、
H7N7型ではヒト結膜炎を呈することが多く、アジアのH5N1型では重度の呼吸器症状を
来たすようです。
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20世紀のヒトの大流行(A型)
1918 (H1N1), 1957 (H2N2), 1968 (H3N2) and 1977 (H1N1)
最近のヒトの流行
A型( H1N1、H3N2)、B型
鳥インフルエンザウイルスの鳥からヒトへの感染例と症状
A型でおこる。
1996年 H7N7型⇒ 結膜炎(1症例、女性)
1997,2003年 H5N1型⇒ 重度呼吸器症状、香港少なくとも7名死亡
1998,1999年 H9N2型⇒ 香港、中国
2003年 H7N7型⇒ オランダ
 453症例中、結膜炎のみ349例と最も多く、結膜炎およびインフルエンザ様症状、インフルエンザ様症状などを来たした。呼吸器症状は軽度であったが、肺炎による死亡例1例は急性呼吸障害(ARDS)を合併していた。
2004年 H5N1型⇒ ベトナム 10例 全例に発熱および呼吸器症状。
        結膜炎なし。8例死亡 など

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2004/02/29 at 22:47

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ステロイド外用薬の副作用

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ステロイド外用薬の副作用(副腎機能不全など)
J Laryngol Otol. 1992 Sep;106(9):827-8.
Adrenal suppression with intranasal betamethasone drops.
Flynn MD, Beasley P, Tooke JE.
Department of Medicine, Royal Devon and Exeter Hospital.
Am J Clin Dermatol. 2002;3(3):141-7.
Topical corticosteroid-induced adrenocortical insufficiency: clinical implications.
Levin C, Maibach HI.
Department of Dermatology, University of California at San Francisco Medical Center, 90 Medical Center Way, San Francisco, CA 94143, USA.
Am J Dis Child. 1978 Aug;132(8):806-10.
Complications of corticosteroid therapy.
Rimsza ME.

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2004/02/25 at 11:15

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Leber病

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Leber病 (Leber’s hereditary optic neuropathy, LHON)
ミトコンドリア内の呼吸鎖複合体サブユニットIをコードしているミトコンドリア遺伝子(mtDNA)の点突然変異(G3460A, G11778A, T14484C) による目の病気。
Nippon Ganka Gakkai Zasshi. 2001 Dec;105(12):809-27.
[Past, present, and future in Leber’s hereditary optic neuropathy]
Oguchi Y.
Department of Ophthalmology, Keio University, School of Medicine, 35 Shinanomachi, Shinjuku-ku, Tokyo 160-9882, Japan.

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2004/02/18 at 17:37

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継時対比(色彩心理)

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正常な色彩心理の1つに「継時対比」があります。
  http://www.k3.dion.ne.jp/~saishiki/keijitaihi.htm
たとえば、赤い画面を見たあとでは、コピー用紙などは緑色に見えます。
後に見える色は「補色」です。
  http://www.mmjp.or.jp/cosmenet/movie/200006/m06_3_2.htm
パソコン使用中に継時対比を感じる(疑わしい)とき、
補色生成プログラム(javascript使用)
  http://godevill.hp.infoseek.co.jp/tips/w003rgb.htm
にパソコンのデスクトップ画面の色を指定すると、補色が表示されます。ご確認下さい。

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2004/02/18 at 08:15

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網膜剥離の予防的治療

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網膜剥離の予防的治療 -EBMでは有症状弁状網膜裂孔のみ有効-
http://cgi12.plala.or.jp/yamamura/topics/index.cgi?page=15
の解説文はご覧いただけましたでしょうか。"弁状"を呈する網膜裂孔の治療についてのみ、レーザー治療の有効性が科学的に裏づけられているという論文です(ジョンス ホプキンス病院 Wilkinson )。
翌年発表された第2論文でも、同様の結論にいたっていますので、異なる施設からこのようなEBMに基づく論文が発表された時点で要約してアップロードしたいと考えております。第2論文では、「網膜裂孔の発見頻度は、40才代以上で7%、格子状網膜変性の発見頻度は全年齢を対象とすると、8%」とのことです。
わが国では、従来から "年間1万人に1人が網膜剥離を発症する"というデータがあります。これらの数値からお分かりのように、10人に1人以上”網膜が弱い人”が存在し、普通に生活していても、網膜剥離の発生頻度は、(たとえば)”交通事故死”程度の頻度であるということです。
かつて、世界中(もちろん裕福な国に限りますが)でレーザー治療が積極的に行われてきました。その根拠の1つと思いますが、(たとえば、第2論文に記載されているように)実際に網膜剥離眼の約30%で、網膜裂孔や格子状網膜変性が発見できるから、レーザー治療をするべき・・・という考え方が先行したようです(正しい科学的裏づけのないまま?)。独ハンブルグからの報告では、網膜剥離 3447名 を調査すると、7.2%の症例で"弱いところ"にすでに予防的なレーザー治療がなされていたそうです。予防的なレーザー治療後に網膜剥離を来たしたケースでは、光凝固後1年以内に半数、その後約10年以内に半数が網膜剥離にいたっています。また、網膜剥離の責任病巣は、66%の症例で予防的な治療瘢痕部にみられ、レーザー部位が責任病巣でなかったケースより、剥離出現の時期が早かった(期間は1/2に短縮)そうです。なお、論文内容の質は 後者(独)<前者(米国)となりますので、誤解のないようにお願いいたします。
”定期検診の意義”や”目を擦ることの弊害”は、以前から知られていることです。しかし、"網膜自体が弱い",”網膜裂孔を起こしやすい”という表現は、素人の方には、インパクトが強すぎますので(10人中1人以上の確率でそうなのですから間違いではないですが、医学的にはあまり強調すべきことでもありません)、”網膜剥離になるような弱さなのか??”主治医にはっきりとお尋ね下さい。もちろん、白内障手術を受けた後、アトピー皮膚炎患者、硝子体手術後状態・・・など、”弱い”ことがはっきり科学的に証明されている疾患・状態もありますが。
[文献名]
Evidence-based medicine regarding the prevention of retinal detachment.
Wilkinson CP.
Trans Am Ophthalmol Soc. 1999;97:397-404; discussion 404-6.
Evidence-based analysis of prophylactic treatment of asymptomatic retinal breaks and lattice degeneration.
Wilkinson CP.
Ophthalmology. 2000 Jan;107(1):12-5; discussion 15-8.
[追記 2005/4/13]
裂孔原性網膜剥離 ( Rhegmatogenous Retinal Detachment RRD ) の年間発生頻度については、エントリー「網膜剥離 年間発生頻度 危険因子」
    http://infohitomi.biz/archives/000032.html
をご一読下さい。
[追記 2005/4/23]
無症状の網膜裂孔ないし格子状変性に対する外科的治療の有効性については、エントリー「無症状の網膜裂孔 格子状変性」
    http://infohitomi.biz/archives/000033.html
をご一読下さい。

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2004/02/17 at 20:59

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乳幼児、小児の強度近視

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乳児を対象とした屈折検査によると、1歳までの時期では、遠視眼80%以上、近視眼は僅かに4%との報告があります。左右眼で遠視(ないし近視)の度数にはほとんど差がないことも特徴の1つです。もし、度数に明らかな差があると、どちらかの目が弱視になるリスクが高くなります。
一方、10歳以下、かつ-6D以上の強度近視を呈する小児の調査では、近視単独は8%程度で、全身疾患を有する症例は54%と多く、水晶体や網膜などの先天性の目の病気については38%の症例に合併しているとの報告もあります。また、強度近視の小児例は、アジア人種の男児に多いようです。
海外でもまだ臨床試験的な実施ではありますが、白内障のない強度近視眼では、弱視予防のため小児期に眼内レンズを挿入したり(水晶体摘出をしないで)、角膜手術にて屈折矯正する方法があります。試験的な治療ですので、当然、通常の弱視治療が奏効しなかった症例を対象としています。
小児期の白内障手術後では、強度近視、不同視、斜視などを合併していない患児の方が視力回復率がよいこともよく知られています。以上の臨床報告は、(半日程度の)海外文献の調査で得られたものです。強度近視による弱視予防のため、通常の治療の前に、ほとんど混濁のない水晶体を摘出することには、手術後の合併症等の問題もあり、眼科外科医のコンセンサスが得られていないように考えます。しかし、白内障が明らかに視力障害の一因となっているような症例では(特に左右眼で差があるとき)、積極的な治療も必要でしょう。

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2004/02/17 at 20:54

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トキソプラズマ感染症

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妊娠初期に、トキソプラズマ感染症が強く疑われた場合、中絶手術のケースも多いので、臨床データは多くないとは思いますが、フランスの調査では、妊娠早期(8週以内)に母親が陽性になった場合、胎児の感染頻度は 2 ~10% と推測されています。もちろん、必要な治療は行われています。
胎児期に診断する方法はいろいろありますが、産科での超音波胎児診断などで異常がなかった場合、臍帯血や赤ちゃんの血液検査で確認することも可能です。
臨床免疫学(母親のIgG抗体は胎盤を通過するが、IgM抗体は通過できない)に基づき、出産時に臍帯血を採取をして、IgM抗体およびIgA抗体を調べます。陽性であれば、90%以上の確率で「先天感染」と診断可能です。さらに、疑わしいときは、生後数回、定期的な血液検査を行うと、胎児期に感染があれば(母体由来のIgG抗体は、徐々に減少して消失しますので)、IgG抗体は生後1年以内に上昇がみられるか、生後8ヶ月間は抗体価が持続する検査所見などが得られます。これら血液検査などで異常な経過であれば、眼底検査や頭部検査などを積極的に行います。もしご心配であれば、眼科医にご相談ください。

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2004/02/17 at 20:51

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