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眼瞼けいれん-病気でない一時的状態と疾患

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眼症状の1つ 「まぶたのけいれん (眼瞼けいれん)」は、わかりやすい原因別分類など医学情報の入手困難な症状名 (または、病名の一部)のようです。「眼瞼けいれん」の症状を来たしたケースの多くは、一般的に1週間以内に症状が自然に解消する状態で、病気や疾患によって起こるものではありません。医学用語(英語)は「blepherospasm」で、他に eyelid twitch, eyelid twitching, eyelid spasm などとよばれています。
下記参照ページ: the National Library of Medicine (NLM), the National Institutes of Health (NIH)などが提供する医療情報
  MedlinePlus Medical Encyclopedia: Eyelid twitch
  » http://www.nlm.nih.gov/medlineplus/ency/article/000756.htm

Treatment
Eyelid twitching usually disappears without treatment. In the meantime, the following steps may help:

Get more sleep.
Drink less caffeine.
Lubricate your eyes with eye drops.

治療 通常、眼瞼けいれんは治療しなくても消失します。その間に、以下の手順が役立つかもしれません: 睡眠不足を解消する。カフェイン摂取をひかえる。点眼液で目の表面を潤す。

  MedlinePlus Medical Encyclopedia: Muscle twitching
  » http://www.nlm.nih.gov/medlineplus/ency/article/003296.htm

このページは、Fasciculations of muscle 筋肉のけいれん (線維束収縮)の解説ページですが、眼瞼などの 良性けいれんのトリガーとして「ストレス」「不安」など、原因として、カフェイン過剰摂取などが記載されています。

Common Causes

Benign twitches (not caused by disease or disorders)
    Often affecting the eyelids
, calf, or thumb
    Normal and quite common, often triggered by stress or anxiety
A diet deficiency
Drug overdose (caffeine)
Drug side effect (such as diuretics, corticosteroids and estrogens)
Exercise

また、小児の瞬目過多 (まばたきが多い)の約 10%は「心因性眼瞼けいれん」が原因であったとする報告があります。
  » http://www.qqiac.com/2004/09/__5dd9.html

MedlinePlus Medical Encyclopedia 眼瞼けいれんのSupport Groups……, see http://www.blepharospasm.org (Benign Essential Blepharospasm Research Foundation).は benign essential blepharospasm (BEB 日本語訳は "良性本態性眼瞼けいれん"です」に限定した解説を行うホームページです。また、実際には、1週間程度で自然治癒しない「まぶたの異常運動」として、良性本態性眼瞼けいれんの他、トゥレット症候群 Gilles de la Tourette syndrome, (眼瞼部を含む) 顔面ミオキミー facial myokymia (悪性のものは、中脳腫瘍が多い), Hemifacial spasm などのまれな疾患も知られています。症状が自然に改善・消失しないときは、専門診療科の診察をお受けください。
  » http://cgi12.plala.or.jp/yamamura/topics/index.cgi?page=3
  » http://www.nlm.nih.gov/medlineplus/ency/article/000733.htm

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Written by support

2006/02/21 at 13:07

カテゴリー: 眼瞼

瞬目過多 ( まばたきが多い )

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注:一部の日本の教科書では、瞬目過多は「眼瞼間代性痙攣 blepharoclonus」と同義語として扱っていますが、同じ病態ではありません。「前眼部」とは結膜、角膜などです。「屈折異常」とは近視、乱視、遠視のことです。「神経系の画像診断」とは、頭部などのCT、MRI検査のことです。

小児の瞬目過多:99症例についての検討

Ophthalmology. 2001 Sep;108(9):1556-61.
Excessive blinking in childhood: a prospective evaluation of 99 children.
Coats DK, Paysse EA, Kim DS.
Department of Ophthalmology, Cullen Eye Institute, Baylor College of Medicine, USA.
対象症例は瞬目過多が主症状であるか、唯一の症状であり、2年以上症状が続いている16歳未満の小児。診察後に2ヶ月以上経過を観察した。
両側性 89%。男子:女子=2:1
原因として最も多いもの:前眼部やまぶたの異常 37%、習慣性チック 23%、屈折異常(未治療) 14%、間歇性外斜視 11%、心因性眼瞼けいれん 10%
神経疾患の既往歴は22%の症例にみられたが、多くのケースでは瞬目過多の原因ではなかった。視力低下を来たす重大な病気は6%の症例で(一般的検査だけで簡単に)発見された。重大な全身疾患は4%の症例に伴っていたが、すでに確定診断されていた。
子供の瞬目過多は、いろいろな問題で発症します。多くのケースでは良性で、自然治癒します。その原因は通常、注意深い問診、理学的所見、一般的な神経学的検査で診断できます。神経系の画像診断は不要です。

Written by support

2004/09/10 at 07:30

カテゴリー: 眼瞼