evidence-based medicine

ぶどう膜炎-原因-治療薬-EBM

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ぶどう膜炎は病名ですが、原因名ではありません。
ぶどう膜炎の原因・病因について:
患者年齢(年代)、居住地、人種などによって原因疾患の頻度が異なるだけでなく、一部の疾患では、発症年齢により臨床像(病型)が大きく異なることがあります。
サルコイドーシス: 小児科の考え方
Clin Pediatr (Phila). 1998 Dec;37(12):707-17.
Sarcoidosis: a pediatric perspective.
Shetty AK, Gedalia A.
Department of Pediatrics, Louisiana State University Medical Center, New Orleans 70112, USA.
[要約の邦訳]
小児期のサルコイドーシスは、まれな原因不明の多臓器性肉芽腫性疾患である。臨床像は罹患臓器によって大きく異なる。小児サルコイドーシスには、2つの別個の病型がある。年長の小児では通常、肺門リンパ節腫脹と肺浸潤が好発する成人の症状と同様の多臓器疾患を呈する。早期発症の小児サルコイドーシスは、4才以前に発症する3徴(候)「発疹 rash, ぶどう膜炎 uveitis, 関節炎 arthritisを特徴とする特異型である。サルコイドーシスの診断は、生検標本中に典型的な非乾酪性肉芽腫 noncaseating granuloma を発見すれば確定となる。多臓器病変を来たした小児サルコイドーシスに選択される最近の治療法は、副腎皮質ステロイド薬 corticosteroid である。低用量のメトトレキサート methotrexate 経口投与は効果的、安全で、ステロイド使用量を減らす steroid-sparing (訳者注: sparing には「回避する」という意味もある) 特性がある。
ぶどう膜炎治療と EBM (evidence based medicine):
EBMでは、治療薬の有効性は「ランダム化比較試験 randomized controlled trial」により評価し、本試験の方法論の質によりエビデンスの質も決定しますが、ぶどう膜炎治療薬に関しては、ランダム化比較試験は多くないようです。たとえば、急性トキソプラズマ性網脈絡膜炎の抗菌薬治療にはエビデンスがないとの報告があります。また、画期的な免疫抑制薬 シクロスポリンの臨床試験がぶどう膜炎患者を対象に行われたのは、20年前のことです。ベーチェット病の眼病変に対しては (それ以前には多くの薬剤が用いられていましたが)シクロスポリンとアザチオプリンの2剤だけ予防効果が確認されています。
(1) トキソプラズマ性網脈絡膜炎
トキソプラズマ性網脈絡膜炎に対する抗菌薬: 科学的根拠に基づく系統的レビュー
Ophthalmology. 2003 May;110(5):926-31;
Antibiotics for toxoplasmic retinochoroiditis: an evidence-based systematic review.
Stanford MR, See SE, Jones LV, Gilbert RE.
Department of Ophthalmology, St. Thomas’ Hospital, London, England.
[要約の邦訳は省略します]
トキソプラズマ網脈絡膜炎に対する抗菌薬と対照群 (コクラン・レビュー)
[最終更新: 14 November 2001]
The Cochrane Database of Systematic Reviews 2002, Issue 1. Art. No.: CD002218. DOI: 10.1002/14651858.CD002218.
 » http://www.update-software.com/Abstracts/AB002218.htm
Antibiotics versus control for toxoplasma retinochoroiditis (Cochrane Review)
Gilbert RE, See SE, Jones LV, Stanford MS
(2) ベーチェット病
ベーチェット症候群に対する薬物治療 (コクラン・レビュー)
[最終更新: 24 February 1998]
The Cochrane Database of Systematic Reviews 1998, Issue 2. Art. No.: CD001084. DOI: 10.1002/14651858.CD001084.
 » http://www.update-software.com/Abstracts/ab001084.htm
Pharmacotherapy for Behcet’s syndrome (Cochrane Review)
Shea BJ, Ausejo M, Robinson VA, Saenz AAS, Tugwell P, Wells G
ベーチェット病を対象としたシクロスポリンとコルヒチンとの二重盲検試験、シクロスポリン長期オープン試験.
Lancet. 1989 May 20;1(8647):1093-6.
Double-masked trial of cyclosporin versus colchicine and long-term open study of cyclosporin in Behcet’s disease.
Masuda K, Nakajima A, Urayama A, Nakae K, Kogure M, Inaba G.
Department of Ophthalmology, Faculty of Medicine, University of Tokyo, School of Medicine, Japan.
[要約の邦訳は省略します]
ぶどう膜炎に対するシクロスポリン治療: 長期追跡調査.
J Ocul Pharmacol. 1985 Winter;1(4):369-82.
Cyclosporine therapy for uveitis: long-term followup.
Nussenblatt RB, Palestine AG, Chan CC.
Clinical Branch, National Eye Institute, Bethesda, Maryland.
[要約の邦訳は省略します]

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2005/11/27 @ 21:28

カテゴリー: Uncategorized

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