evidence-based medicine

弱視眼とレーシック手術

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レーシック (LASIK)手術が普及しています。LASIK は Laser-Assisted In Situ Keratomileusis の頭字語です。LASIKを「近視矯正手術」と和訳することは、ガイドライン準拠? 意図的? 引用ミス?による誤訳と考えるべきです。
米国 FDAのウェブサイト:
 » http://www.fda.gov/cdrh/lasik/
エキシマレーザーを用いて、角膜 (眼球前面の透明な被膜) の形状を不可逆的 permanently に変化させる手技 procedure である。…下略…

LASIK stands for Laser-Assisted In Situ Keratomileusis and is a procedure that permanently changes the shape of the cornea, the clear covering of the front of the eye, using an excimer laser. A knife, called a microkeratome, is used to cut a flap in the cornea. A hinge is left at one end of this flap. The flap is folded back revealing the stroma, the middlesection of the cornea. Pulses from a computer-controlled laser vaporize a portion of the stroma and the flap is replaced. There are other techniques and many new terms related to LASIK that you may hear about.

上記の下略部分のキーワードは、
 » http://www.fda.gov/cdrh/lasik/glossary.htm
マイクロ角膜切開刀にて角膜フラップ(角膜弁)を作成し、フラップ下の角膜の形状を変えるためにレーザーを使用する

LASIK the acronym for laser assisted in situ keratomileusis which refers to creating a flap in the cornea with a microkeratome and using a laser to reshape the underlying cornea.

ということです。近視、乱視の他、遠視なども治療対象となります。ガイドラインによって治療年齢は制限されていますが、(海外の医学論文では)小児の眼治療にも数多く応用されています。
LASIK後の弱視成人眼における最高矯正視力の改善
J Cataract Refract Surg. 2004 Dec;30(12):2517-21.
Improvement in best corrected visual acuity in amblyopic adult eyes after laser in situ keratomileusis.
Sakatani K, Jabbur NS, O’Brien TP.
Refractive Eye Surgery Service, Wilmer Eye Institute, Johns Hopkins University School of Medicine, Baltimore, Maryland 21093, USA.
[要約の邦訳]
目的: 弱視を有する成人患者に対するレーシック (laser in situ keratomileusis LASIK)後、眼鏡レンズによる最高矯正視力 (BSCVA)の改善度を評価する。
方法: 屈折検査のときに弱視と診断され、LASIKを受けた連続症例の診療記録を後向きにレビューした。術前および術後の裸眼視力 (UCVA)と BSCVAを解析した。
結果: 19症例 21眼は弱視を有し、LASIK手術を受けたことが確認された。

  8症例 (42.1%) 弱視単独
  6症例 (31.6%) 不同視弱視 anisometropic amblyopia
  4症例 (21.1%) 斜視弱視 strabismic amblyopia
  1症例 (  5.2%) 不同視および斜視弱視
  
  11眼 (52.4%) 近視性乱視
    7眼 (33.3%) 遠視性
    3眼 (14.3%) 混合乱視

7眼 (33.3 %)は、術前 BSCVAに比べて術後 UCVAにおいて 1段階 1-line以上の改善があった。9眼 (42.8%)は、術前 BSCVAに比べて術後 BSCVAにおいて 1段階以上の改善があった。BSCVAは 11眼 (52.4%)において不変であり、1眼 (4.8%)で 2段階悪化した
結論: LASIK後、術後の最高矯正視力は弱視眼(有病歴)の 42.8%において術前に比べて改善し、術後裸眼視力は弱視眼の 33.3%において、術前の最高矯正視力に比べて改善した。

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Written by support

2005/11/06 @ 11:11

カテゴリー: Uncategorized

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