evidence-based medicine

水痘性角膜炎の特徴

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水痘帯状ペルペス感染症の初発症状は「水痘」です。ウイルス再活性化による中・高齢者の再発症状は「帯状疱疹」です。ごくまれではありますが、水痘罹患後に角膜炎やぶどう膜炎が起こることがあります。水痘の皮疹出現に遅れて発症することが特徴の1つです。
水痘性円板状実質型角膜炎
Am J Ophthalmol. 1991 May 15;111(5):575-80.
Varicella disciform stromal keratitis.
Wilhelmus KR, Hamill MB, Jones DB.
Department of Ophthalmology, Cullen Eye Institute, Baylor College of Medicine, Houston, Texas.
急性水疱性発疹の発現後、1, 4, 4, 8, 10週後に円板状実質型角膜炎を呈した 5症例(それぞれ、 26, 4, 6, 13, 7 才) の治療経験を報告する。血清学的検査では、 2症例において水痘の初感染が確認され、他の感染源が否定された。コルチコステロイド点眼液によって、治療初期には改善がみられたが、 3症例では、帯状疱疹性角膜炎のような再発性角膜炎に進展した。本症例と過去の報告例から、水痘帯状疱疹ウイルスは円板状実質型角膜炎の 1原因であり、この角膜炎は、初発の皮膚発疹が消失して数週ないし数ヶ月経過後に発症、再発する可能性がある
水痘性角膜炎の遅発性発症
Cornea. 1992 Sep;11(5):471-4.
Delayed onset of varicella keratitis.
de Freitas D, Sato EH, Kelly LD, Pavan-Langston D.
Department of Ophthalmology, Harvard Medical School, Boston, MA.
水痘は米国では最も多い感染症の1つであるが、全身および眼部合併症はまれである。著者らは水痘の急性相が過ぎてから、1か月と 2か月後 に円板状角膜浮腫を来たし "小"樹枝状 microdendritic 角膜炎に進展した 1症例を報告する。培養検査は陰性で、血清学的検査では水痘帯状疱疹ウイルスの抗体は陽性であったが、単純疱疹ウイルス抗体は陰性であった。本症例と文献的な考察から、角膜炎の遅発性発症は、水痘による角膜合併症として典型的なものと考える。

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2005/06/17 @ 20:45

カテゴリー: Uncategorized

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