evidence-based medicine

熱帯熱マラリアと眼所見

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熱帯医学については、「AMDA熱帯医学データベース」
    http://www.amda.or.jp/contents/database/db1.html
などをご覧下さい。地球温暖化により、「マラリア = 熱帯の病気」ではない時代が到来します。
熱帯熱マラリア成人例の眼所見
QJM. 1998 Dec;91(12):845-52.
Ophthalmoscopic abnormalities in adults with falciparum malaria.
Kochar DK, Shubhakaran, Kumawat BL, Thanvi I, Joshi A, Vyas SP.
Department of Medicine, SP Medical College, Bikaner, India.
熱帯熱マラリア falciparum malaria のため 28ヶ月以上入院した 424名の成人について調査した。3群に分類した (注1): I群 脳マラリア 214症例; II群 重症マラリア (脳マラリアではない) 58症例; III群 合併症のない例 152症例。眼底検査は、入院日から退院まで毎日実施した。その後は持続的な所見があれば毎週検査した。全症例は、WHOのガイドラインに従って治療した。
検眼鏡的異常: 網膜出血 40症例 (9.43%) (I群 25, II群 10, III群 5); うっ血乳頭 I群17例 (7.94%) III群 2例; 視神経乳頭辺縁不明瞭 I群 25例 (11.68%) II群 7例; 網膜浮腫 I群 6例 (2.80%) II群 5例; 視神経乳頭蒼白化 I群 5例; 硝子体出血 I群 1例; 硬性白斑 I群 1例。
網膜出血はIII群に比べて I群, II群 で有意に多く見られ (p < 0.01)、特に I群, II群の高度貧血合併例で多かった (p < 0.001)。
脳マラリア患者(I群)に見られるうっ血乳頭所見は II群より有意に多かった (p < 0.001)。視神経乳頭蒼白化を来たした脳マラリア患者は有意に死亡率が高かったが (p < 0.05)、他所見については死亡率との相関はなかった。
注1: 訳者は分類された3群を I,II,III群 と簡略表示しました。

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2005/04/10 @ 17:40

カテゴリー: Uncategorized

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