evidence-based medicine

眼窩脂肪ヘルニア herniated orbital fat

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眼窩脂肪の経結膜ヘルニア
Ann Plast Surg. 1998 Dec;41(6):658-61.
Transconjunctival herniation of orbital fat.
Monner J, Benito JR, Zayuelas J, Paloma V, Castro V, Serra JM.
Department of Plastic Surgery, Hospital Clinic, University of Barcelona, Spain.
[要約の邦訳]
著者らの眼形成部門(oculoplastic unit)で治療した結膜下脂肪突出を来たした3症例を報告する。まれではあるが、眼窩脂肪 (訳者注: 眼窩脂肪ヘルニアのこと) は、よく知られた疾患単位であり、文献上、外傷や手術に合併すると記載されている。自験例3症例は、外傷や手術の既往歴はなかった。おそらく、テノン嚢が*開 (訳者注: 医学用語では *(口偏+多)シ、断裂の意)して、結膜と強膜の間に眼窩筋円錐内の脂肪がヘルニアしたものである。涙腺下垂、涙腺腫瘍、リンパ系腫瘍との鑑別診断がなされるべきである。
(以上)
==
眼球、まぶたの後方は、その大部分が脂肪組織ですが、眼窩隔膜とよばれる組織により、脂肪は前方に突出したり、脱出することはありません。しかし、加齢とともに隔膜の支持力が弱くなったり、脂肪組織自体が緩んでくると、前方に突出することがあります。眼窩隔膜とともに前方移動するとき、「偽ヘルニア」とよび、まぶた・眼球などの手術や眼外傷の際に隔膜が破れて、突出したときは「ヘルニア」といいます。厳密に区別できないとき、「眼窩脂肪ヘルニア」と総称します。また、眼瞼弛緩症などの家族性疾患では、外傷がなくても「ヘルニア」と来たすことがあるようです。
http://www.emedicine.com/ent/topic95.htm
のページ下方に下まぶたの手術前(Picture 1)・手術後(Picture 2)の写真が掲載されています。眼窩脂肪ヘルニアを含む眼瞼形成術は、国内のホームページを検索すると、「目の下のくま」を治す手術として、紹介されていることが多いようです。
また、白目の一部(正式には結膜下)にヘルニアを起こすことがあります。主涙腺あたりのテノン嚢の構造が元来、疎であるため上耳側にみられることが多いようです。治療法としてテノン嚢逢着術があります。
http://www.med.niigata-u.ac.jp/oph/pathology/details/fat_hernia.html
結膜下 (経結膜) ヘルニアなどの場合、眼窩腫瘍・涙腺腫瘍との鑑別診断(精密検査)を要します。
http://www.qqiac.com/archives/000087.html

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2004/12/01 @ 13:20

カテゴリー: Uncategorized

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